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原子力規制委、2度目の会では東電批判出ず

2017年8月30日 16:18
原子力規制委、2度目の会では東電批判出ず

 原発の安全性などについて、原子力規制委員会と東京電力の新しい経営陣の2度目の意見交換会が30日、行われた。最終盤を迎えている柏崎刈羽原発の安全審査を意識してか、先月の会合のような激しい東電批判は出なかった。

 先月の意見交換会では、東電の新しい経営陣が福島第一原発でたまり続けている汚染水を処分するための方針を示さないことについて、規制委員会が激しく批判した。

 30日も、東電側は汚染水の処分方針を示さなかったが、規制委員会もこの問題に触れなかった。東電が再稼働を目指す柏崎刈羽原発の安全審査が最終盤にさしかかっていることを、双方が意識してか、激しいやりとりはなかった。

 柏崎刈羽原発の再稼働に向けた規制委員会の事実上の「合格」は来月中にも出されるとみられるが、地元・新潟県の理解を得られるかは依然不透明。