北朝鮮の地震M6.1 核実験の可能性も
3日午後0時31分ごろに起きた北朝鮮北東部を震源とする地震はマグニチュードは6.1、震源の深さは0キロと推定されるという。この近くには北朝鮮の核実験場があり、気象庁は、核実験の可能性もあるとして調べている。
気象庁によると日本時間の午後0時31分ごろ、北朝鮮北東部を震源とする地震があった。地震の規模を示すマグニチュードは6.1、震源の深さは、0キロと推定される。今回の地震の震源付近には北朝鮮の核実験場がある。
さらに去年1月と9月、北朝鮮がおこなった核実験の時に観測された地震の波形と似ている事から、気象庁は核実験がおこなわれた可能性もあるとして詳しく調べている。
今回の地震の規模を示すマグニチュードは、前回の核実験よりも1程度大きいことから、前回よりも約30倍大きなエネルギーが働いたとみられる。気象庁によると、通常おこる自然地震では、P波と呼ばれる小刻みの揺れが最初に伝わり、その後、揺れ幅の大きなS波がやってくるが核実験の場合には、最初から揺れ幅の大きなS波が観測されることが多いということで、核実験の可能性もあるとして調べている。