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伊方原発の決定 規制委員長“影響ない”

2017年12月13日 17:54

 愛媛県の四国電力伊方原発3号機について、広島市の住民らが運転差し止めの仮処分を求めた申し立ての抗告審で、広島高裁は、運転差し止めを認める決定を下した。

 伊方原発3号機については、原子力規制委員会が2015年7月に新規制基準に適合しているとの判断をしていた。

 原子力規制委員会の更田豊志委員長は、広島高裁が阿蘇山の噴火の影響に言及し運転を差し止めの決定をしたことについて「個別の民事訴訟にコメントする立場にない」と繰り返した上で、以下のように述べた。

 Q:今回の決定を受けて、火山の想定について、規制委員会として影響が出ると思われますか?

 更田豊志委員長「それはないですね。私たちは(社会的)状況がこうであったり、情勢がこうであったりで、判断するような組織ではない。科学的に、技術的に安全が確保できるかどうかというのは、私たちにとって最も大きな因子です。こうしないと、こうならないからっていうようなものに左右されていたら、正しい規制はできないと思っています」

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