入浴時ヒートショック、なりやすい人と対策
今回、調査したのはこの冬の時期に多い「入浴時のヒートショック」。どんな人がなりやすく、どのように対策すればいいのでしょうか。
「ヒートショック」は、お風呂に入る時など急激な温度差によって血圧が大きく変動し、体に負担がかかることをいいます。特に注意が必要なのは(1)高齢者、(2)高血圧の人や太り気味の人、(3)飲酒後の人で、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす可能性があります。
どうすれば防げるのか。すぐに家でできる対策を入浴と健康に詳しい東京都市大学・早坂信哉教授に聞きました。
【ポイント1】室内の温度
1つ目のポイントは室内の温度。「脱衣所」や「浴室」の温度が低いと、寒暖差でヒートショックになる危険性があるため、事前に「脱衣所」や「浴室」の温度も事前に20℃以上に暖かくしておくといいそうです。
暖める方法は、脱衣所はヒーターを使ったり、浴室の場合は、温水のシャワーを出しっぱなしにしたり、浴槽にお湯をはるときにフタを外しておくと湯気がたって浴室が暖まります。
【ポイント2】お湯の温度
「お風呂の温度」も大事で40℃以下にするのが良いそう。42℃以上の湯船につかると血圧が急激に上がり、ヒートショックのリスクが高まるそう。40℃以下だと血圧は上がらないそうで、リラックスもできて良い睡眠につながるそう。
また、熱いお湯と40℃以下のお湯と同じ時間入った場合は、40℃以下の方が湯船から出た後、体が温まった状態が長く続くそうです。