関西空港を運営する関西エアポート社などによりますと、9日午前9時すぎ、関西空港の滑走路に不審者が侵入したとの情報があり、滑走路を2本とも一時封鎖したということです。午前10時すぎに安全が確認されたたため、午前10時10分ごろに運航を再開しました。

　警察などによりますと、20代男性が制限ゲートから侵入したとの通報が警備会社から寄せられ、警察が男性の身柄を確保したということです。男性が侵入したのは、第1ターミナル側の「Ａ滑走路」とみられています。

　この影響で、成田空港から関西空港へ向かうジェットスターのGK221便は、関西空港に着陸できず、中部国際空港セントレアへ行き先を変更、中部国際空港でいったん給油した後、正午ごろに関西空港へ到着する予定です。

　また関西空港から北海道・新千歳空港へ向かう午前9時25分発のジェットスターGK153便も、出発に1時間近く遅れが出たということです。

　関西エアポート社によりますと、9日午前11時時点で影響を受けたのは合計7便で、関西空港に到着予定だった6便が他空港へ着陸したほか、1便が出発した空港へ引き返したということです。