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駅のドット絵アート“職人”は20歳の駅員

2018年3月2日 15:42
駅のドット絵アート“職人”は20歳の駅員

長野県のJR「茅野駅」。駅の電光掲示板には、電車の発車時刻ではなく、スキージャンプやアイススケート、カーリングなど、冬のスポーツがドットで描かれています。過去にはクリスマスやお正月の凝ったデザインも…どのようにドット絵を作るのでしょうか。

作ったのは駅員の折井正宙さん(20)。みどりの窓口での切符販売などを担当しています。

まずは、マス目がある紙に手書きで下絵を描きます。続いて下絵に沿って、マスを塗りつぶし、ドットでのデザインを決定。これをもとに、電光掲示板を操作するパソコンにドットを1つ1つ手入力するという細かい作業を続けます。完成したドット絵をパソコンに登録して、実際に電光掲示板に表示すると完成。冬のスポーツのデザインは、全部で約2時間かかったそうです。

「駅をご利用いただくお客様に、少しでもドット絵を見ていただいて、ほっこりしていただきたいなという思いで活動しています」(折井さん)

ドット絵を作ったきっかけを聞いてみると、それは電光掲示板にある「車両のイラスト」。茅野駅では、特急の「あずさ」と「スーパーあずさ」が停車するため、お客さんが間違えないように、電光掲示板にイラストを表示することを思いついたそうです。

去年の12月からは、スーパーあずさの新型車両も加わり、タイミングが合えば、3車両が同時に表示されることも。冬のスポーツのドット絵は、3月31日まで、午前5時30分から5時57分まで、午後9時56分から11時24分に見ることができます。


【the SOCIAL viewより】