ブラジルを訪問している皇太子さまは、「世界水フォーラム」の会合で基調講演された。

水の問題をライフワークとしている皇太子さまは、首都・ブラジリアで開かれている「第８回　世界水フォーラム」の「水と災害」についての会合で基調講演された。皇太子さまは自ら撮影した写真とともに水の歴史と知恵を紹介し、「水」に関わる人々は、「ジェンダー、教育、難民、移民、貧困などの主要な問題に取り組む人たちとの対話を積極的に行っていく必要がある」と述べられた。

皇太子さま「引き続き、私も（この問題に）強い関心を持って見守っていきたいと思います。ご清聴ありがとうございました」（講演後の取材で）「水問題を解決するということが平和につながるという最近の世界の動き、それを肌で感じました」

講演の前日まで内容を練られた皇太子さま。来年、天皇に即位されるが、対話と行動を大切にし、平和と人々の幸福を願う気持ちが強く印象に残る講演となった。