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東電に“故郷喪失の慰謝料”支払い判決

2018年3月22日 21:53
東電に“故郷喪失の慰謝料”支払い判決

福島第一原発事故の責任を巡る集団訴訟で、福島地方裁判所いわき支部は、東京電力に一部慰謝料の増額を命じる判決を言い渡した。

訴えを起こしたのは、原発事故で強制避難をさせられた福島県双葉郡などの住民ら216人で、東京電力に対し、故郷を喪失した慰謝料など約133億円の損害賠償を求めていた。

判決で、福島地裁いわき支部の島村典男裁判長は、原発事故については東京電力に「民法の不法行為は適用されない」とした。

一方、賠償責任については認める形となり、裁判の焦点となった故郷を喪失した慰謝料について「避難したことの慰謝料と合わせて認定すべき」として、213人の原告に計6億1000万円あまりを支払うよう命じた。

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