「クールジャパン機構」セクハラ裁判
アニメや日本食を海外に売り込む官民ファンド「クールジャパン機構」の幹部からセクハラを受けたなどとして、元派遣社員の女性が損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論が開かれ、幹部らは争う姿勢を示した。
「クールジャパン機構」の元派遣社員の20代の女性は、幹部らを相手取り、あわせて2000万円の損害賠償の支払いを求めている。
訴状などによると、女性は幹部から体を触られたほか、親睦会で別の幹部から、「幹部との映画鑑賞」などと書かれたくじを引かされ、実際に実行するよう要求されたと主張している。
女性はセクハラを訴え、労働組合を結成したが、その後、派遣契約が更新されず、退社している。
18日、東京地裁で第1回口頭弁論が開かれ、幹部らは請求の棄却を求め、争う姿勢を示した。
元派遣社員の女性「悔しい気持ちを持って職場を追われる労働者が出ないように会社としてしっかりと対応する姿勢を見せていただきたい」
次回の裁判は6月に行われる予定。