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もんじゅ 福井県知事、監視態勢の強化訴え

2018年6月18日 14:19

今後、廃炉作業が本格化する高速増殖炉もんじゅについて、原子力規制委員会の更田委員長が、福井県の西川知事と意見交換した。西川知事は、現地での安全監視態勢の強化を訴えた。

もんじゅでは来月、原子炉内部に満たされた液体ナトリウムから核燃料を取り出す作業が始まる予定だが、液体ナトリウムは空気に触れると発火するため、廃炉作業は冒頭から困難が予想されている。

18日の意見交換で、福井県の西川知事は、原子力規制庁の現地職員を増やし廃炉の監視態勢を強化するように求めた。また、原子力規制委員会そのものについて、「時間的観念が乏しく、原発の安全審査が遅い」「地元は中途半端な状況に置かれ、迷惑している」などと批判した。

18日の会は規制委員会側が設定したものだが、更田委員長は「安全審査に妥協しない事が極めて重要」と従来の姿勢を繰り返すにとどまった。

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