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猛暑続き…「家の中は安全とは言えない」

2018年7月25日 5:33
猛暑続き…「家の中は安全とは言えない」

災害レベルの猛暑が続く中、熱中症医療の専門家が24日夜の深層NEWSに出演し、「これだけ猛暑日が続くと家の中はもはや安全な場所とは言えない」と述べた。

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帝京大病院・高度救命救急センター長 三宅康史氏

家の中に逃げ込んでおけば大丈夫と思っていたのは昔の話で、これだけ猛暑日・熱帯夜が連続すると家の中の室温そのものが上がってくる。そこは逃げ込んでも安全な場所ではない。逆に家の中で熱中症になると発見されにくくて重症化するという悪い例も多い。

家の中が、猛暑日が連続すると徐々に暖かくなってくるが(高齢者は)わかりにくい。理解もしにくい。その上、喉の渇きも感じにくいし、汗をかく能力や体の水分量そのものも減っているのでどうしても高齢者の場合は熱中症にかかって、かつ気がつきにくいので重症化しやすい。

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また、同じ番組に出演した国立環境研究所の江守正多氏は地球温暖化への対策を取らないと、今世紀末には世界の平均気温はいまよりも4度上昇すると警鐘を鳴らした。