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茨城・鹿島沖漁船転覆事故 乗組員全員がライフジャケット着用せずか

2025年1月9日 18:22
茨城・鹿島沖漁船転覆事故 乗組員全員がライフジャケット着用せずか
捜索する海上保安庁の巡視船

茨城県鹿島沖で漁船が転覆し3人が行方不明になっている事故で、乗組員全員がライフジャケットを着用していなかったとみられることが分かりました。

この事故は6日未明、茨城県の鹿島港の沖合で北茨城市の大津漁協所属の第八大浜丸が転覆したもので乗組員20人のうち2人が死亡し、3人の行方がわかっていません。

海上保安庁によりますと、救助された乗組員が転覆当時、乗組員全員がライフジャケットを着用していなかったと話していたことが分かりました。

船員法では、漁船の甲板で作業する場合などにはライフジャケット着用が義務付けられているということです。海上保安庁は業務上過失致死および業務上過失往来危険の疑いで捜査をすすめています。

また、音波探知機を使った捜索で、現場付近の水深200メートルから300メートルほどに漁船の可能性がある物体の反応があったことも分かりました。

海上保安庁は無人の潜水装置で捜索したものの見つからず、今後も確認を続けるとしています。

最終更新日:2025年1月9日 18:55
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