6日未明、茨城県の鹿島港の沖合で漁船が転覆する事故があり、2人が死亡し、3人が行方不明となっています。現場に近い銚子港から中継です。

海上保安庁などによりますと、6日午前2時すぎ、茨城県の鹿島港から東におよそ30キロの沖合で北茨城市の大津漁協所属の第八大浜丸が転覆しました。

事故当時はイワシなどの巻き網漁を行っていたということです。

救助をした船の船頭「無線で『助けてください』って、緊急で『人が海に投げ出されちゃったんで、船が沈んじゃったんで、救助お願いできますか』って言われたんで、周りにいるひとたちがすぐ救助に向かって人を助けた。（意識が）ない状態の人が2名」

漁船には20人が乗っていて17人が救助されましたが、男性乗組員2人が搬送先の病院で死亡が確認されました。

また漁船は沈没したとみられ、男性乗組員3人が行方不明になっていて、捜索が続いています。

救助された乗組員は「巻き網漁の網を揚げている際に魚がとれすぎて、船が傾いた」と話しているということです。

このあと漁船が所属する大津漁協などがこちらで会見を行う予定となっています。