安倍元首相の国葬 警察官の拳銃4丁が一時紛失
先月27日に行われた安倍元首相の国葬で、全国から応援派遣されていた警察官の拳銃4丁が一時紛失していたことが分かりました。
警視庁によりますと、紛失した拳銃4丁は先月27日に行われた安倍元首相の国葬に伴って来日した外国要人の警護のため、全国から応援派遣された警察官が装備していたものです。
拳銃4丁は、リース業者から借りていたロッカーに実弾が入った状態で保管されていましたが先月30日、業者が拳銃が入ったままのロッカーを回収しおよそ4時間にわたり紛失した状態になっていました。紛失した拳銃は業者のある埼玉県草加市で見つかり回収されましたが、使用された形跡はないということです。
警視庁警護課の職員が交代で出し入れを確認して、拳銃を保管していましたが、ロッカーが回収された後に業務から戻ってきた別の警察官が拳銃の数が合わないことに気づき、発覚したということです。
警視庁の高山祐輔警備一課長は「都民・国民の皆様に不安を感じさせるような状況を生じさせて大変申し訳なく思っている」と謝罪しています。