能登豪雨 冠水や土砂崩れ相次ぐ…1人死亡、11人不明
石川県の能登地方に出されていた大雨特別警報は警報に切り替えられましたが、冠水や土砂崩れや相次ぎ、これまでに1人が死亡、11人が行方不明となっています。中継です。
輪島市の中心部にほど近い、久手川町です。警察によりますと、この地区を流れる塚田川で住宅3棟が流され、中学生1人を含む住人4人が行方不明になっているということです。
能登地方では、22日朝も1時間に40ミリを超える激しい雨が降り、輪島市では、午前10時までの48時間雨量が498.5ミリ、珠洲市では392ミリの観測史上最大の雨量を観測しました。
輪島市門前町の「中屋トンネル」付近で起きた土砂崩れでは、1月に起きた地震の復旧工事にあたっていた作業員ら4人の安否がわからなくなっています。捜索活動は午前11時から再開される予定でしたが、朝の雨による冠水で、自衛隊や消防が手前で足止めされていました。
石川県内ではこれまでに1人が死亡、11人が行方不明になっています。さらに、土砂崩れや冠水で多くの集落が孤立状態となり、被害の全容はいまもわかっていません。
大雨特別警報は警報に切り替えられましたが、石川県では、引き続き大気の状態が不安定で、土砂災害などに警戒が必要です。