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“実行役”初公判「強盗のみ認めます」狛江市強盗致死

2024年8月21日 12:00
“実行役”初公判「強盗のみ認めます」狛江市強盗致死

全国で相次いだ強盗事件のうち、東京・狛江市で90歳の女性が死亡した事件で、実行役として強盗致死の罪などに問われた21歳の男の初公判が開かれ、男は、「強盗のみ認めます」と述べ、女性を死亡させたことについては否認しました。

無職の中西一晟被告は去年1月、仲間と共に、狛江市の住宅に宅配業者を装い侵入し住人の当時90歳の女性を結束バンドで縛りバールで殴るなどして死亡させた上、高級腕時計などを奪ったほか、翌日には、足立区の住宅でも強盗しようと準備した罪などに問われています。

21日、東京地裁立川支部で開かれた初公判で、中西被告は起訴内容について、「足立区の事件と、狛江市の事件の強盗部分のみ認めます」と述べ、女性を死亡させたことについては否認しました。

検察側は冒頭陳述で「暴力を伴う強盗の計画を理解していた」と指摘した一方、弁護側は「バールで何度も殴打した行為については共謀はなかった」と主張しました。