西日本豪雨から5年 遺族「心に負った傷だけはどれだけ月日がたっても…」 広島県各地で追悼行事
300人以上が犠牲者になった西日本豪雨から6日で5年です。もっとも多くの死者を出した広島県では各地で追悼行事が行われています。
中継です。
私がいるのは坂町小屋浦地区です。この場所では、大規模な土石流が発生し15人の方が犠牲になりました。
ここは災害後に「防災公園」として整備され、犠牲者の名前が刻まれた水害碑などが当時の記憶を伝えています。
5年前の西日本豪雨による広島県内の死者は、災害関連死を含めて152人で、今も5人の行方が分かっていません。
19人が犠牲になった広島市安芸区で行われた追悼式では長男を失った男性が遺族代表として心境を語りました。
遺族代表
「心に負った傷だけはどれだけ月日がたっても癒えることはありません」
公園に置かれた献花台には朝から地元の人などが花を手向けていました。
このあと午後6時からはおよそ600個の灯籠に火をともし、犠牲者を追悼する集会が開かれます。
祈りの一日が続く被災地から中継でした。