熱海市土石流災害から2年 目立つ復興の遅れ 今も217人が避難生活
28人が亡くなった静岡県熱海市の土石流災害から3日で2年となります。被災地では先ほど、土石流が起きた時刻に合わせて黙とうが捧げられました。熱海市から中継です。
2年前に土石流災害が起きた熱海市の伊豆山地区です。大量の土砂が流れた地域は、今も上流部に崩れ残った盛り土があることから警戒区域に指定されていて、124世帯217人が避難生活を強いられています。
2021年7月3日に起きた熱海市の土石流災害では、災害関連死を含めて28人が亡くなりました。
3日の伊豆山地区では、追悼式が行われた後、土石流が起きた午前10時半ごろに合わせて、各地で黙とうが捧げられました。
犠牲者の遺族「なぜあの人たちが逝かなければいけなかったのか、事実を追及してほしい」
警戒区域は9月に解除される予定になっていますが、ことしに入り熱海市の復興計画の一部が変更になるなど復興の遅れが目立っていて、2年が経っても自宅を失った被災者などの生活再建の見通しは立っていません。