異例のコースを進んでいる台風１２号は、このあと九州の南で迷走するため、九州や四国では大雨が続くおそれがある。

台風１２号は、３１日にかけて鹿児島の南で複雑な動きをし、迷走する見込み。来月１日になって、ようやく九州の西へ遠ざかるもよう。

台風の動きが遅いため、大雨が長引きそうだ。予想される雨量は多い所で、四国で２５０ミリ、九州で２００ミリ、奄美で１２０ミリ、東海で１００ミリ。来月１日にかけて、四国や九州北部でさらに１００ミリから１５０ミリの大雨になるおそれがある。土砂災害などに、引き続き警戒が必要。

一方、台風が過ぎ去った地域では暑さが戻り、特に、日本海側で猛烈な暑さになりそうだ。最高気温は、福井で３７℃、新潟・鳥取・弘前（青森）で３６℃、秋田・山形・富山などでも３５℃が予想され、熱中症にも警戒が必要。