“オレオレ詐欺”被害 首都圏と大阪で深刻
今年上半期の特殊詐欺の被害状況が発表され、オレオレ詐欺の被害が、首都圏と大阪で深刻化していることが明らかになった。
警察庁によると、特殊詐欺の認知件数は今年上半期は8197件で依然、高い水準となっている。特殊詐欺の中でも「オレオレ詐欺」は、前年同期から2割以上増え、特に首都圏と大阪で深刻化している。大阪では前年同期から7割以上増え、神奈川で5割以上、東京でも3割以上増えた。
ATMなどで現金を振り込ませる形態は、金融業者の声かけなどの効果で認知件数が減る一方、警察や金融関係者などを装って、キャッシュカードをだまし取る形態が急増している。