台風２０号は先ほど、強い勢力を保ったまま、兵庫県姫路市付近に再上陸した。

これから明け方にかけては、普段、大雨に慣れていない兵庫や京都を中心に雨が強まり、川幅が狭い川はあふれる恐れがあるほか、特に六甲山の周辺では、土砂災害に厳重な警戒が必要だという。

また気象庁は、瀬戸内海の沿岸を中心に、「顕著な高潮が発生する恐れがある」としている。特に、香川、兵庫、岡山の瀬戸内海の沿岸や島々では、すでに普段より１メートル以上、潮位が高くなっているところがあり、気象庁は、「標高が低い沿岸の地域では、１階で寝ていると浸水で命を落とす危険もある」として、明け方にかけて、身の安全を確保するよう呼びかけている。