“液状化”清田区でり災証明書受け付け開始
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震度7の激しい揺れが襲った北海道胆振東部地震から5日目となる。液状化で大きな被害を受けた、札幌市・清田区から鈴江奈々キャスターが伝える。
札幌市のなかでも局所的に大きな被害がでている清田区の住宅街に来ている。道路は大きく陥没し、周辺の建物は傾くなど甚大な被害がでている。
取材していると、いつ、また大きな地震がやってくるかわからない、自宅が倒壊しないか心配、という声が多く聞かれる。電気や水道はほとんどで復旧したが、今後の地震への不安から、夜は避難所で過ごす人もいるという。
こうした住民のために、札幌市は10日から、り災証明書の受け付けを始めた。り災証明書は、住宅の被害の状況を証明するもので、担当者の話では、清田区で500棟位に何らかの被害があるとみていた。
10日朝、区役所には、大勢の人が訪れていた。手続きは始まっても、いつ、どうやって、必要な家財道具を家から取り出せるのか、どこで新たに生活をスタートさせられるのか、先の見えない将来への不安を抱えていた。
そんな中、札幌市では10日から多くの小中学校が再開した。久しぶりに友達に会えて明るく、落ち着いた気持ちになれたと、避難所から通っている女子中学生の子も話していた。