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北海道地震、死者41人に

2018年9月10日 22:31
北海道地震、死者41人に

震度7を観測した北海道胆振東部地震で、新たに苫小牧市の男性の死亡が確認され、死者は41人となった。北海道内では、計画停電を回避するための動きも広がっている。

厚真町では10日未明、最後まで安否が分からなかった男性が見つかり、その後、死亡が確認された。また、苫小牧市で56歳の男性が自宅の部屋で書籍の下敷きになり、胸部圧迫で死亡していたことが新たにわかった。

北海道内では、依然として多くの人が避難所での生活を余儀なくされている。

厚真町や安平町ではボランティアの受け付けを開始し、すでに全国各地から申し込みがあるという。

ほぼ停電が復旧した道内では、各地で「節電」への取り組みが見られた。札幌の東急百貨店では、店内の照明を2割ほど節電しているほか、エレベーターも半分の運用を停止している。

札幌の地下鉄では、朝や夕方のラッシュ時を除いた平日の日中に、1時間に1本程度運行本数を減らした。

利用客「ちょっと不便だけど仕方がない。動いてくれるだけありがたいと思っています」「だいぶ楽になった、あし(移動手段)があるというだけで」

このほか札幌では、市電も同じ時間帯に間引き運転、JRは札幌と旭川や室蘭などを結ぶ特急列車あわせて15本を節電のため運休にしている。