佳子さま…ペルーを公式訪問 姉・眞子さんと“同じ装い”も
振り袖姿で植樹をされ、カジュアルな装いで遺跡を訪問。秋篠宮家の二女・佳子さまが、南米ペルーを公式訪問されています。教会を訪問した際、エメラルドグリーンの装いに着替えられていましたが、実は6年前、姉の眞子さんが着ていたものでした。
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佳子さまが、南米・ペルーを公式訪問しています。現地時間5日に訪問されたのは、15世紀から16世紀に造られたという「サクサイワマン」遺跡です。
遺跡で飼育されている「アルパカ」も佳子さまをお出迎えしました。佳子さまも首元にはアルパカのネックレスが…。約500年前に栄えたとされる「インカ帝国」の時代には、荷物の運搬役だった「アルパカ」。今でも洋服の繊維だけでなく、ペルーでは食用にもされているといいます。
通訳
「肉も食用として使って、非常に肉も健康に良いとされていて…」
佳子さま
「どんな味なんですか?」
通訳
「牛・羊の間みたいな感じ」
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日本とペルーが外交関係を結んで今年で150年。佳子さまはその節目の年に、ペルー政府からの招待を受け訪問されています。
2017年、姉の小室眞子さんがブータン訪問の際に着ていたのと同じエメラルドグリーンの装いで、「インカ帝国」時代に首都として栄えた、標高約3400メートルの街「クスコ」を訪問されました。
スペイン人に侵略され滅んだ「インカ帝国」。人口の約9割が「文字」を読んだり書いたりすることが出来なかったため、佳子さまがご覧になった「絵画」が、侵略したスペイン人が文化を伝える有効な手段だったといいます。「最後の晩餐」のテーブル上には、現地の文化にあわせて、ペルーで食べられているというモルモットが描かれていました。
佳子さま
「他にもアンデスの文化のものが?」
通訳
「コップの形も独特、インカ時代のコップを描いている」
標高2400メートル、世界遺産の「空中都市」マチュピチュも訪問されました。
記者
「実際にご覧になっていかがですか?」
佳子さま
「すごく壮大な景色で、写真では拝見したことがあったのですけれども、この場に立ってみてみると『おー』という感じがすごくします。すごく何か、すてきな空気を感じます」
そのマチュピチュ、実は、初代村長は日本人移民です。1917年に移住し、マチュピチュの発展に尽力した野内与吉さんです。佳子さまも今の村長と懇談した際に野内さんの話題に触れたといいます。
124年前に日本人が移住して以来、今では約20万人の日系人がペルーで暮らしているといいます。
佳子さまも訪問に際して――
佳子さま
「このたびの滞在中に日系のみなさまとお話しできますことを大変うれしく思います」
そのお言葉通り――
新垣カマドさん(104)
「足も痛いでしょう」
佳子さま
「いえいえ、全然大丈夫です」
17歳で単身ペルーにわたった、104歳の新垣カマドさんと対面。
佳子さま
「お会いできて本当によかったです、うれしいです。どうぞ、お元気でお過ごしください」
佳子さまは日系人が中心となって設立した施設を訪問するなど、日系の人たちと積極的に交流されました。
佳子さま
「お一人お一人のご努力は、日本とペルーの友好関係をさらに深めることにつながっていると思います」
現地時間6日には、現地の障害がある子どもたちと交流をされる予定です。
(11月6日放送『news zero』より)