奈良“金魚電話ボックス” 芸術家が提訴
奈良県の「金魚電話ボックス」をめぐり、芸術家の男性が、著作権を侵害されたとして損害賠償を求める訴えを起こした。
訴えを起こしたのは、福島県の芸術家・山本伸樹さん。訴状などによると、山本さんは、奈良県大和郡山市の商店街に設置され観光スポットとなっていた、電話ボックスの中で金魚が泳ぐ作品が、自分の作品と酷似していて著作権を侵害されたとして、作品を管理する商店街組合などに330万円の損害賠償を求めている。
提訴した芸術家・山本伸樹さん「金銭的なことが目的ではありません。目的は、著作権を認めてもらうこと」
商店街側は、トラブルになっている状況を考慮して、今年4月に作品を撤去している。今回の提訴を受けて、「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。