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東京医科大学 初の女性学長が誕生へ

2018年9月20日 21:20
東京医科大学 初の女性学長が誕生へ

私立大学の支援事業を巡る文部科学省汚職事件を受け、7月に理事長と学長が辞任した東京医科大学で、19日に学長選が行われ、新しい学長に林由起子主任教授が選ばれたことがわかった。

大学関係者によると、19日、東京医科大学の教授による学長選があり、候補者2人のうち病態生理学の林由起子主任教授が有効投票数の過半数を獲得し、学長に選ばれたという。

25日の理事会での承認を経て、正式に就任すれば、東京医科大としては初の女性学長となる。

東京医科大の前理事長と前学長は、文科省の私立大学支援事業で便宜をはかってもらう見返りに、入学試験で文科省の幹部の息子に加点して入学させたとして、贈賄罪で東京地検特捜部に在宅起訴されていた。さらに、入学試験で、特定の受験生に加点したり、女子の受験生が不利になるよう得点を操作したりしていたことも明らかになっていた。