妊娠中に風疹 母親らが予防接種を呼びかけ
風疹の患者数が増える中、風疹から子供を守ろうという会合が開かれ、妊娠中に風疹に感染し、赤ちゃんに障害が出た母親らが、予防接種を呼びかけた。
会合に登場した女性は妊娠中、風疹に感染し、産まれた娘は17年前、心臓病の合併症で亡くなったと話し、風疹の予防接種を受けるよう訴えた。
可児佳代さん「彼女からバトンを託されました。宿題を出されました。『お母さん風疹をなくしてね』って。(予防接種していない)30代から50代の年代の男性がワクチン接種していただかないと止められない。感染源になって誰かにうつしたらどうするか、そういうことを考えていただきたい」
また、医師は、国や自治体が予防接種の費用を負担する臨時接種の実施が急務だと述べた。風疹は、妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに難聴や心臓病などの障害が起きることがあり、およそ6年前の大流行の際、障害がある赤ちゃんが45人生まれ、そのうち11人が亡くなった。