1500の橋など 高速3社“補修せず”
会計検査院は、高速道路会社3社について、速やかな対策が必要な箇所の補修がされていなかったと指摘した。
会計検査院が公表した報告書によると、ネクスコ東日本、中日本、西日本の高速道路会社3社では約1500の橋やトンネルについて、点検で「速やかな対策が必要」と判断されたにもかかわらず、2年以上、補修されていなかったという。このうち、約90か所では4年以上、補修されていなかった。
また、目視では確認しにくく、ファイバースコープなどで点検することになっている「内装板」とよばれるパネルが設置されたトンネル110か所でファイバースコープが使われていなかったことも分かったという。会計検査院は3社に対し適切に対応するよう改善を求めている。