餅などの高齢者の窒息事故に注意
餅を食べる機会が多くなる正月に、毎年、高齢者の窒息事故が相次いでいるため、消費者庁が注意を呼びかけている。
正月に餅などをのどに詰まらせる窒息事故は毎年、後を絶たない。東京消防庁によると救急搬送者数を年代別で見ると、高齢者になるほど増加していて、死亡するなど重症化する割合が増えているという。
高齢になるほど、かむ力が弱くなることに加え、だ液の分泌量が減り、飲み込む力も弱くなるなど、窒息事故のリスクが高まる。
このため消費者庁は、正月を前にあらかじめ餅は小さく切っておき、食べる前には、お茶などの飲み物でのどを潤すなどし、窒息事故が起きないよう注意を呼びかけている。