両陛下 皇居の生物を紹介する展覧会へ
天皇皇后両陛下は、貴重な動植物が数多く生息する皇居の生きものを紹介する展覧会をご覧になった。
天皇皇后両陛下は、18日午後、上野の国立科学博物館を訪れ「天皇陛下の御研究と皇居の生きものたち」展をご覧になった。
天皇陛下の即位30年を記念したこの展覧会では、魚類学者でもある陛下が発見された、新種のハゼの標本や、直筆のイラストなど研究成果のほか、皇居内に生息する貴重な動植物の標本などが展示されている。
皇居では、陛下の発案で1996年からと2009年から2度にわたって大規模な生物の調査が行われ、6000種近い生物が見つかった。
両陛下は調査で見つかった絶滅危惧種の昆虫を見ながら「調査をやっていただいてよかったわけですね」とうれしそうに話されていた。