山上容疑者「山の中でも試し撃ちした」 車中から試し撃ちに使ったとみられる“穴の開いた板”も
安倍元首相が遊説先の奈良市内で銃で撃たれ死亡した事件で、逮捕された男が「事件前日に宗教団体の施設に試し撃ちをした。それ以前にも山の中で試し撃ちをした」と供述していることが新たにわかりました。中継です。
安倍元首相を殺害した疑いで送検された山上徹也容疑者は、これまでの警察の取り調べに対し、「母親が宗教団体にのめり込み、多額の寄付をするなどして家庭生活がめちゃくちゃになった」などと供述しています。
捜査関係者によりますと、その後の調べで「事件前日に奈良市内にある特定の宗教団体の施設に銃の試し撃ちをした」と供述していることが新たにわかりました。
山上容疑者はほかにも、「それ以前にも山の中で試し撃ちをした」と供述していて、山上容疑者の車の中からは試し撃ちに使ったとみられる穴の開いた板も押収されています。
また、山上容疑者の母親が入信していた世界平和統一家庭連合は11日午後会見を開き、母親が「破綻していたことは知っているが、その事情を把握していない」「二十数年前に破綻したと聞いている」と説明しました。