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即位祝う一般参賀 14万人以上が皇居に

2019年5月4日 19:15
即位祝う一般参賀 14万人以上が皇居に

4日、天皇陛下の即位を祝う一般参賀が行われ、14万人以上が皇居を訪れた。陛下は皇后さまや皇族方と6回にわたり姿を見せ、国民に感謝し、世界の平和を願うお言葉を述べられた。

午前10時、天皇陛下が皇后さまや皇嗣秋篠宮さまらと共に、即位後初めて公式に国民の前に姿を見せられると、集まった人たちから大きな歓声があがった。

陛下は午後3時頃まで、1時間ごとにあわせて6回、皇居・宮殿のベランダに立ってお言葉を述べられた。

「このたび剣璽等承継の儀および即位後朝見の儀を終えて、きょう、皆さんからお祝いいただくことをうれしく、また、このように暑い中、来ていただいたことに感謝いたします。ここに皆さんの健康と幸せを祈るとともに、我が国が諸外国と手を携えて世界の平和を求めつつ、一層の発展を遂げることを心から願っております」

都心の最高気温が24.8度と6月上旬並みになる中、陛下は、午後2時の回のお言葉からは「暑い中、来ていただいたことに感謝」という一言を添え、集まった人たちを気遣われた。

今年1月の平成最後の一般参賀には、7回で15万人以上が訪れたが、きょうは6回で14万人以上となった。

一般参賀を終えた人「『健康と幸せを』と言っていただき、しみじみとうれしく思いました」

一般参賀を終えた人「平和でみんなが幸せだなって感じられる時代だといいなと思います」

気温が上がり、待ち時間が長かったことなどから倒れる人も相次ぎ、皇宮警察本部によると121人が救護所で手当てを受け、東京消防庁によると28人が救急搬送されたという。

陛下は8日、皇后さまと共に即位後初めて宮中祭祀(さいし)に臨む予定で、天皇の装束・「黄櫨染御袍」に身を包み、天照大神をまつる賢所などを参拝される。