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沖縄にある「アメラジアンスクール」とは?

2019年6月14日 16:02
沖縄にある「アメラジアンスクール」とは?

アメリカ人とアジア人の間に生まれた「アメラジアン」が通うフリースクールが、沖縄県宜野湾市にある。子どもたちは、国籍にとらわれず、伸び伸びと学んでいる。

沖縄県宜野湾市にあるアメラジアンスクールは、アメリカ人とアジア人との間に生まれた、アメラジアンと呼ばれる子どもたちが通うフリースクールだ。

国語の授業では漢字を練習したり、日本語の教科書を読む一方、理科の授業は英語で行う。別の教室では、ほとんどの子どもたちが日本語と英語を使いこなしている。

通っているのは、4歳から15歳までの子どもたち69人だ。見た目の特徴などから日本の学校でいじめを受けたり、日本とアメリカ、両方の言語や文化を学びたい子どもたちが通っている。校舎は、宜野湾市の公共施設を間借りしたものだ。部屋数に限りがあるため、学年の近い子どもたちが同じ教室で学んでいる。

ここに通う生徒たちからは

「みんな似てる人たちなので、ハーフっていう共通点もあって、そこがいいのかな」
「いじめとかはないから、いい学校だと思います」
「幼稚園生から中学生までいるので、小さい子と触れ合えるのが楽しいです」

という声が聞かれた。

子どもたちは、この学校を卒業することで、日本の小中学校の卒業資格を得られる仕組みだ。卒業後はほとんどの子どもたちが、日本の高校に進学している。

アメラジアンスクール・小嶺斐子校長「日本の学校に行くと、周りにあなたは誰だって決めつけられてしまう。『あ!アメリカ人!何か英語しゃべって』って言われたりとか。ここにいればみんな違うので、自由に自分が誰なのかっていうことを探れる環境だと思います」

【the SOCIAL viewより】