山形沖地震 停電で津波データ直ちに送れず
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18日に山形県沖で起きた地震で、山形県鶴岡市にある験潮場のデータが停電などのため、気象庁に直ちに送られていなかったことが分かった。
国土地理院によると、鶴岡市に設置している「鼠ケ関験潮場」では、今回の地震で停電となり、一時、観測ができなくなった。潮位計は非常用電源のバッテリーによってすぐに復旧したが、観測した津波のデータを直ちに国土地理院に送るシステムが復旧しなかった。このため、地震発生の12分後に観測されていた高さ12センチの津波について、データが国土地理院を経て気象庁に送られてきたのは、停電が起きてから約1時間半後だった。原因はバッテリーの充電装置の不具合だという。
津波の観測データは津波注意報や警報を継続するか解除するかを判断するための重要な情報。国土地理院では、全国に25か所ある験潮場を緊急点検することにしている。