東海地方の南を進む台風13号の影響で、千葉や茨城では8日、猛烈な雨が降りました。茨城県の鹿嶋市から中継です。

茨城県南東部の鹿島神宮駅前に来ています。午後4時50分ごろまでは雨がやんでいたのですが、ポツポツとした雨が降り始めました。空を見上げてみますと、重い雲が、いつもより速く流れているのがわかります。

気象庁は、午後3時までの1時間で鹿嶋市付近に、およそ100ミリの猛烈な雨が降ったとして「記録的短時間大雨情報」を発表、つい先ほどには2度目も発表されました。2時間ほど前には、体に痛みを感じるほどの激しい雨が降っていて、風も非常に強い状況でした。

鹿嶋市では「土砂災害警戒情報」も発表されています。市によりますと、3つの公民館が自主避難所として開設されていて、すでに避難を始めている方もいるということです。

交通機関にも影響が出ています。雨の影響で、JR佐原駅から鹿島神宮駅間が上下、運転を見合わせているということです。

また、東京行きの高速バスも正午から運休が続いているということですが、それぞれ復旧の見通しは立っていないということです。

駅で待っている人にお話を伺うと「午後3時ごろから、ずっと駅にいる。運転再開を期待したい」と話していました。