天皇陛下「お田植え」行われる 「ニホンマサリ」「マンゲツモチ」の苗20株 9月には収穫、宮中祭祀などに使われる
天皇陛下は16日、皇居にある水田で、恒例行事となっている「お田植え」を行われました。
天皇陛下は16日午前、皇居の「生物学研究所」の脇にある水田を訪れ、陛下が先月まいた「種もみ」から育った、うるち米の「ニホンマサリ」と、もち米の「マンゲツモチ」の苗、20株を植えられました。
汗ばむ陽気の中、陛下は水色の長袖シャツに紺色のズボン、黒い長靴姿で、職員から、15センチから20センチ程度に育った苗を受け取ると、水田に入り、腰をかがめながら1株1株、しっかりと根がつくよう丁寧に植えられました。
皇居での稲作は昭和天皇が始めた恒例行事で、陛下は上皇さまから引き継がれました。育った稲は9月には収穫され、宮中祭祀などに使われます。