小泉環境相“海洋プラ対策など海外に発信”
新しく大臣に就任した小泉進次郎環境相は、海洋プラスチックの削減対策などを積極的に海外に発信していく方針を示した。
小泉環境相「日本ってあんまり自分たちで売り込まないんですよね。いいもの持っているのに。それを変えていかないといけないから、私もこれから積極的に、こんなに露骨に売り込むのかと、そういった姿勢で、ちょっとでも日本のことを世界に広げる。知ってもらう」
小泉環境相は、日本が持つ環境に関する最先端の技術を、世界に積極的に紹介したいと意欲を示した。また、国内においても環境問題について情報発信していきたいと抱負を語った。
一方、2011年の原発事故で汚染された福島県の土壌について、環境省は、30年後には県外に持ち出すことを約束しているが、その後の最終処分場の選定について、小泉環境相は「いずれにしても見つけなければ、福島県民との約束は守れません。環境省のみなさんと議論して、何ができるか考えたい」と述べるにとどまり、具体的な見通しは示さなかった。
なお、政府は2030年の電源構成、いわゆるエネルギーミックスについて、原子力の比率を20~22%程度、石炭火力の比率を26%などとしている。小泉環境相はこれに対し、「原子力発電をどうやったらなくせるかを考え続けていきたい」「石炭火力を減らしていく」などと話した。その上で、22~24%とされている再生可能エネルギーの比率を、さらに高めていく必要があるとの認識を示した。