「命があったからまだよかった…」 東北・北陸で“記録的な豪雨”…各地で河川の氾濫や土砂災害 鉄道の橋も崩落
東北・北陸地方では4日、記録的な大雨で河川の氾濫や浸水、土砂崩れなどが相次ぎ、大きな被害が出ています。
石川県では「記録的短時間大雨情報」が6回出され、白山市では24時間雨量が観測史上1位を記録し、濁流が住宅地を襲いました。4日午後10時半時点で、市内の一部地域に「緊急安全確保」が発令されています。小松市では梯川が氾濫。浸水した家に取り残された住民が救助されるなどし、一時、市内全域に「緊急安全確保」が発令されました(4日午後11時過ぎ時点では「避難指示」)。
福井・大野市では24時間雨量が「観測史上最大」を記録し、道路が冠水しました。
新潟県では4日未明、村上市、関川村、胎内市に「大雨特別警報」が出されました。1日の雨量として観測史上1位となる豪雨が降った村上市では、山から押し寄せてきた大量の土砂で家屋が倒壊した場所もありました。車がつかるほどの水が押し寄せた場所もあり、県は自衛隊に「災害派遣」を要請することとなりました。
福島県では、JR磐越西線の鉄道の橋が崩落しました。
7つの市と町に「大雨特別警報」が出された山形県では、4日早朝に最上川が氾濫し住宅街の広い範囲で浸水しました。道路が大規模に崩落した場所もありました。飯豊町では、JR米坂線の橋が崩れ落ちました。また、3日夜、大巻橋が崩落し、車1台が川に落ちたと通報がありました。車には少なくとも1人が乗っていたとみられ、4日午後に警察などが捜索しましたが、発見には至っていないということです。
※詳しくは動画をご覧ください。(8月4日放送『news zero』より)