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【解説】溶けた雪の“凍結”…注意点は? 踏まれて固くなり摩擦でツルツルに…車の運転時はココに注意

2023年2月11日 1:24
【解説】溶けた雪の“凍結”…注意点は? 踏まれて固くなり摩擦でツルツルに…車の運転時はココに注意

10日は東京など関東甲信や東北の各地で「大雪警報」が発表され、広い範囲で雪となりました。関東では11日と12日は晴れる見込みですが、溶けた雪による路面の凍結に注意が必要です。地下鉄の出入り口付近、バス停、タクシー乗り場などの固くなった雪は、摩擦で磨かれ非常に滑りやすくなります。さらに、車の運転時にも注意が必要な場所があります。

■今後の雪と雨の状況は? 雪がしばらく残る場所も

日本テレビ・岩本乃蒼アナウンサー
「今後の雪と雨の状況はどうなりそうですか?」

村上なつみ気象予報士
「この時間、関東ではやんできていて、東北では明け方まで広い範囲で湿った雪となりそうです。土日は、関東では晴れそうですが、内陸や山沿いではしばらく雪が残る可能性があります」

■“路面凍結”この場所に注意! 時間に余裕をもって行動を

村上気象予報士
「そこで、注意が必要なのが路面の凍結です。地下鉄や地下街からの出入り口付近ですが、雪の降った場所が踏まれて固くなり、さらに摩擦で磨かれるため、非常に滑りやすくなります。バス停やタクシー乗り場も同様に注意が必要です」
「また、コンビニの入り口付近など、タイル張りの場所では、靴底に雪がついたままですと転倒する危険があります。さらに、横断歩道の白線は水が染みこみにくく、氷の膜ができていることがあり、滑りやすくなっています」

岩本アナウンサー
「万が一の転倒に備える場合は…」

村上気象予報士
「荷物は手に持たずにリュックサックを使うなどして、両手を自由にしておくことが大切です」

岩本アナウンサー
「瀧波さんは北海道のご出身ですが、雪が降った後に気をつけていることはありますか?」

瀧波ユカリ・漫画家/エッセイスト
「雪が多い地域の人は、慣れていて転ばないと思われがちですけれど、どこの地域の人も急ぐと転びますね、どうしても。雪が降ってくると、仕事があるからとか、ぬれるからって気持ちがどんどん焦ってしまうと思いますけど、焦らない、急がないことが転ばないためには大事なので、時間に余裕をもって行動するのが大事だと思います」

岩本アナウンサー
「焦らない、急がないですね」

■運転時の注意は? 路面が磨かれツルツルに…

岩本アナウンサー
「土日に車で出掛けようという方が、特に気をつけなければならないことは、どういうことですか?」

村上気象予報士
「はい、まずはトンネルです。雪のないトンネルの中ではスピードを出しがちですが、出入り口付近は路面が凍結しているため危険です。次に交差点。発進と停止が繰り返されることで路面が磨かれ、ツルツルになっています。橋の上は吹きさらしで、路面が多く凍結しています。下り坂はスリップしやすいので、特に注意が必要です」

岩本アナウンサー
「晴れていても、慎重な運転をお願いします」

(2月10日放送『news zero』より)