消費者団体“不公正な入試”の順大を提訴
順天堂大学医学部の不公正な入試をめぐり、消費者団体が大学を相手取り受験料などの返還義務の確認を求めて提訴した。
順天堂大学の第三者委員会の調査報告書によると、医学部入試で女子受験生の合格基準点を高く設定したり、浪人年数が長い受験生が不利になるような合否判定などが行われていた。
18日、消費者団体の「消費者機構日本」は、順天堂大学を相手取り受験料などの返還義務の確認を求める裁判を起こした。消費者に代わって消費者団体が裁判を起こせる特例法に基づいたもので、医学部の不正入試についての訴訟は、東京医科大学に続いて2件目となる。