伊方原発の運転差し止め訴訟、住民側の訴え棄却 大分地裁
愛媛県にある伊方原発3号機について、県内の住民が運転差し止めを求めた集団訴訟で、大分地裁は住民側の訴えを棄却しました。
この裁判は、愛媛県にある伊方原発3号機の運転差し止めを求めて、2016年に県内に住む人たちが起こしたものです。
裁判では、地震と火山の噴火に対する原発の安全性が最大の争点でした。
7日の判決言い渡しで大分地裁の武智舞子裁判長は、「原発に具体的な危険があるとは認められない。巨大噴火の可能性も低いと判断できる」などとして、住民側の訴えを棄却しました。
同様の集団訴訟は大分を含め全国4つの地裁で行われていますが、判決が言い渡されるのは大分が初めてです。
判決を不服として、住民側は控訴する方針です。