「3年ぶり」緊急事態宣言ナシのGW――国際線好調、6人家族「ハワイで17泊19日」 欧米撤廃も……“マスク生活”いつまで?
最大10連休のゴールデンウイークが迫ります。都内の飲み屋街は活気づき、連休へ期待が高まります。ハワイ便を筆頭に、国際線予約も好調です。東京の新型コロナウイルス感染者が減る中、マスクを外したいという声も。マスク生活はいつまで続くのでしょうか?
■迫るGW…夜の飲食店に「活気」
金曜日の22日夜、東京・赤羽を訪ねると、飲み屋街が活気づいていました。
岩本乃蒼アナウンサー
「日中気温が上がり、夜も過ごしやすい中、赤羽の商店街は多くの人で賑わっています。テラス席でお酒を楽しまれている方もいます」
テラス席には、ウサギと一緒に食事を楽しむ夫婦の姿がありました。「旅行の帰りなんで」と妻(62)。夫(66)はウサギを抱きかかえ、「『こげきち』です。 (毛並みが)焦げてますからね」と紹介してくれました。
夫は「ゴールデンウイーク(GW)はちょっと避けて、今どきがすいてていいよね」と話しました。GW前に一足早く、「こげきち」くんと新潟旅行を楽しんだといいます。
■「少しでも外に」…GWにかける望み
緊急事態宣言が出ていないGWは3年ぶり。 GWに望みをかけている、赤羽のやきとん店を訪ねました。
岩本アナウンサー
「これからGWになりますが、予約の状況はいかがでしょうか?」
やきとん店「呑み食い処 はじっこ」店長
「今日一件、 この店では大きめな、10何名様という(GWの予約が)取れたので、そういうのがもう少し入ってくるのを期待しています。良い天気が続いて、少しでも人が外に出てもらわないとどうしようもないので。動いてもらえればと思います」
■空の便が好調…人気は「ハワイ便」
最大10連休となる今年のGW。羽田空港で22日夜、家族6人で旅行するという人に話を聞きました。
30代自営業
「これからハワイに行ってきます。17泊19 日です。コロナで(海外に)2年間行けなくなってたので。(4人いる)子どもたちも最大10連休と、かなり長めに取れるGWだったので」
GWの国際線は前年と比べ、全日空は約5.6倍、日本航空は約4.2倍の予約が入っています。特に好調なのがハワイ便で、既に満席の便もあるといいます。
また、航空会社11社のまとめによると、国内線の予約も去年の約1.7倍の222万人近くとなっています。
■賛否も…「マスク生活」いつまで?
東京で新たに新型コロナウイルスに感染した人は、1週間前の15日は6768人だったのに対して、22日は5396人。減少傾向の今、マスク着用を避けたいという声が聞かれました。
チョコレート販売員(23)
「マスクしてると、スタッフ側が不機嫌に見えちゃったりする」
男性(24)
「けっこう最近は、外したい欲が強いですね。今日みたいに暑い日とかだと。いつまで日本は着けてるのかなと」
欧米などでは、マスクの着用義務を撤廃する流れがある一方、日本では「あえて外したくない」という人もいます。
20代女性
「(マスクが)もう自分の顔に溶け込んじゃってるので」
別の20代女性
「純粋に見た目のギャップが。『違う』と思われるのが...。(初めて)アプリで会う人とかに。『こんな顔なんだ』って思われるのが(嫌だから)」
マスクなしの生活はいつ、訪れるのでしょうか。
山際新型コロナ対策相
「将来的にマスクを着けた生活を続ける必要があるかどうか、当然議論していかなくてはいけない」
「将来議論すべき」としながらも、大型連休に向けては、改めてマスクや換気など基本的な対策の徹底を求めています。
(4月22日『news zero』より)