千葉で9人死亡、1人行方不明 記録的大雨
25日、記録的な大雨が降った千葉県では土砂崩れなどが相次ぎ、これまでに9人が死亡し、1人が行方不明となっている。
千葉県佐倉市では、一夜明けた26日朝も、田んぼや住宅地など広い範囲で冠水が続いている。また、茂原市では、川のようになった道路で、車が水しぶきをあげながら走り、水没した多くの車が放置されたままとなっている。
千葉県や警察によると、少なくとも県内の15の川が氾濫し、長柄町では行方不明となっていた50代の男性が、川の氾濫で車ごと流され、26日、死亡した状態で発見された。また、茂原市では、川の土手で男性1人が死亡しているのが見つかった他、「赤い自転車の女性が川に流された」という通報もあり、警察や消防が確認を急いでいる。
茂原市では豊田川が氾濫し、泥で埋め尽くされていた。
住民「(水は)このへんくらい。(Q.ここまで水が上がることありましたか?)過去最高です。台風のときは予測つくんですけど、ちょっと油断していました」
土砂崩れによる被害も相次いでいる。千葉市緑区誉田町では住宅2軒が巻き込まれ、60代と40代の女性の死亡が確認された。さらに、緑区では板倉町でも土砂崩れによって住宅が巻き込まれ、60代の男性が死亡した。
千葉県内の大雨による死者は9人となり、1人が行方不明となっている。