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「救うための行動を」拉致被害者家族が解決訴え 埼玉で集会

2025年1月25日 18:04
「救うための行動を」拉致被害者家族が解決訴え 埼玉で集会

北朝鮮による拉致問題の解決を訴える集会が埼玉県で開かれ、拉致被害者家族が石破首相に対し、「本当に真剣に取り組んでほしい」などと訴えました。

川口市で開かれた集会には、拉致被害者・田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんらが出席しました。

田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎さん
「我々の家族である被害者の全員の即時一括帰国という、これ以外求めない。被害者が帰ってこない限りは、政府のやってる行動に関しては0点。本当に真剣に真摯(しんし)に、この問題に取り組んでいただきたい」

飯塚さんはまた、石破首相が就任前に発言した日本と北朝鮮の連絡事務所開設について、「北朝鮮の時間稼ぎにしかならない」と改めて反対し、首相には「言葉ではなく、救うための行動を起こしてほしい」などと訴えました。

また、集会では、1978年に新潟県で拉致され、北朝鮮での生活を余儀なくされた拉致被害者の蓮池薫さんも講演し、「北朝鮮の決断次第で被害者は帰って来られる。決して諦めてはいけない」などと語りました。さらに、蓮池さんは、先日就任したアメリカのトランプ大統領に対し、「拉致問題は必ず解決しなければならないことを世界に、特に北朝鮮に示してほしい」と訴えました。

最終更新日:2025年1月25日 18:04