名目賃金高い伸びも実質賃金3年連続マイナス
厚生労働省が発表した毎月勤労統計の速報値によりますと、2024年の働く人、1人あたりの給与は平均で34万8182円で、前の年から2.9%増えました。33年ぶりの高い伸びとなっています。賞与など特別に支払われた給与は6万6192円で、6.9%の増加となり、比較可能な2001年以降、最も高い伸びとなっています。
一方、給与である名目賃金から物価の動きを反映させた実質賃金は、物価高が続き、消費者物価指数が上昇していることなどから、前の年に比べ、0.2%減少し、3年連続のマイナスとなっています。
厚労省は「去年は春闘の影響や賃上げの流れで所定内給与が上がってきている。今後の動きを注視したい」としています。
最終更新日:2025年2月5日 8:30