JOC山下会長、1月にもIOC委員就任へ
JOC(=日本オリンピック委員会)の山下会長らが6日、大会組織委員会の森会長を訪問した。山下会長は来年1月、IOC=国際オリンピック委員会の委員に正式に選ばれる見込み。
6日午後、組織委員会の森会長を訪問したのは、JOCの山下会長と東京オリンピック日本選手団の福井烈団長、尾県貢総監督。福井団長は、「選手たちがいきいきと自分の夢に挑戦できる環境をつくっていきたい」、尾県総監督は「100%の力を発揮して大会の盛り上がりに貢献したい」などと意気込みを話した。
東京オリンピックの招致をめぐる贈賄疑惑が取り沙汰されたJOCの竹田前会長は、IOCの委員も退任している。
こうした中、JOCの山下会長が、来年1月のIOCの総会で、IOC委員に正式に選ばれる見込み。
組織委員会の森会長は、「IOCのバッハ会長から『山下さんの推薦を決めた』との電話がかなり早い時期にあった」と明かした。
山下会長は、「期待を裏切らないように一生懸命進めて参りたい。まずは東京大会の成功に向けて全力を尽くす」と抱負を述べた。
一方、IOC委員になったあとオリンピック大会そのもののあり方をどう改善していくか、との質問については、「まだ正式に就任していないので、正式に就任したあと、改めて質問をぶつけていただきたい」と話すにとどまった。