“新型肺炎”国内2例目 東京都が対策会議
東京都内に滞在中の40代の中国籍の男性が、中国・武漢で発生した新型コロナウイルスに感染していたことがわかった。都内で感染が確認されたのは初めて。
加藤厚労相「本日未明、我が国において2例目の患者が報告をされました。その患者の方については武漢市からの旅行者で入院中であるものの症状が落ちついていると承知している」
厚生労働省によると、新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、今月19日に中国の武漢市から旅行で来日していた40代の中国籍の男性。男性は、都内のホテルに宿泊していたが、20日に医療機関を受診し22日から入院している。男性は、「来日後は、一人でほぼホテルの部屋にいて、移動の際はマスクを着用していた」「武漢では海鮮市場に立ち寄っていない」などと話しているという。
厚労省は、男性と一緒に来日した家族2人と受診した医療機関の医師らおよそ20人の健康状態を継続的に確認しているが、今のところ症状がある人はいないという。
日本国内で感染が確認されたのは2例目で都内では初めて。一方、東京都は24日、対策会議を開き、迅速な情報収集を進め正確な情報を伝えることなどを確認した。