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チャーター機が羽田到着 3人に熱など症状

2020年1月29日 8:56
チャーター機が羽田到着 3人に熱など症状

新型コロナウイルスの感染者が広がっている中国・武漢市に滞在していた人を乗せたチャーター機が羽田空港に到着した。帰国者の中には発熱や咳(せき)など症状を訴えている人が3人いるということで、このあと医療機関に運ばれ、診療や詳しい検査がおこなわれる。

帰国を希望する日本人206人を乗せたチャーター機は武漢市を日本時間29日午前6時前に出発し、午前8時40分頃、羽田空港に到着した。

新型コロナウイルス感染者の拡大をうけて政府が28日夜に派遣したもので、29日の第1便で帰国したのは感染源と指摘されている武漢市の海鮮市場や空港の周辺に居住・滞在していた人が中心だという。

飛行機には医師や検疫官らが同乗していて、体温チェックや「質問票」による問診などが行われ、熱やせきなどの症状がある人とない人の席は隔てられたとみられている。

関係者によるとチャーター機の搭乗者の中には、37℃を超える発熱や咳など症状を訴えている人が3人いるという。

こうした症状がある場合はこの後、東京都の指定する病院に搬送され診察やウイルスの検査を受けることになる。また症状がない人も全員、都内の医療機関にバスで移動し健康チェックやウイルス検査を受けることになっている。

検査の結果が出るまでには時間がかかるため、その後、自宅または政府の用意した宿泊施設などで待機しながら「陰性」の結果が出るまで、毎日、電話などによる健康チェックを受け、さらに帰国後2週間は極力外出を控えるよう求められることになる。