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新たに2人の遺体…死者13人に 能登豪雨から1週間

2024年9月29日 1:07
新たに2人の遺体…死者13人に 能登豪雨から1週間

能登豪雨から1週間となった28日、新たに2人の遺体が発見され、亡くなった方は13人となりました。石川県珠洲市に住む女性は、川に流された夫の帰りを待ち続けていましたが、その願いは叶いませんでした。

輪島市との境目にある珠洲市真浦町。海岸沿いには、川に流され行方が分からなくなっていた池田幸雄さんの旅館があります。

池田さんの妻・真里子さん。1週間前、近くを流れる垂水川が氾濫し、旅館の中にいた2人を押し流しました。

池田幸雄さんの妻・真里子さん「お父さん(幸雄さん)は松の木の間に止まっていた。つかまえようと思ってあと10センチのところで鉄砲水が来て、流れていったと思う。3日、4日(仕事で)いないのが当たり前だったので、また『ただいま』って戻ってくるかなと」

その後、近くの岩場で遺体が見つかり、DNA鑑定の結果、夫の幸雄さんと確認されました。

池田幸雄さんの妻・真里子さん「頑張って生きていかないと仕方ない。生きている者の務めだから」

発生から1週間となった28日、能登町と輪島市では新たに2人の遺体が発見されました。これで能登豪雨の死者は13人、行方、安否不明者は5人となっていて、捜索が続きます。