宇都宮市のクリニックにサイバー攻撃、最大約30万人の個人情報流出か

宇都宮市屋板町にある「宇都宮セントラルクリニック」はサーバーがサイバー攻撃を受け、患者や病院関係者あわせて最大およそ30万人分の個人情報が流出した可能性があると発表しました。
「宇都宮セントラルクリニック」によりますと、今月10日にシステム障害が発生し使用できない状態となったため、調査したところ、クリニックのサーバーがサイバー攻撃を受けたことを確認したということです。
サーバーには、患者の氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、診療に関する情報、健康診断に関する情報などが記録されていましたが、金融機関の口座やクレジットカード、マイナンバーの情報は含まれていないということです。
クリニックによりますと最大でおよそ30万人分の個人情報が流出した可能性があるということですが現時点で、情報の不正利用等は確認されていないということです。
今回のサイバー攻撃は「ランサムウェア」という身代金を要求するウイルスによるものでクリニックは栃木県警に被害について相談しているということです。
クリニックは日本テレビの取材に対し「この度は、患者様、受診者様におわび申し上げます。早期に原因究明をはかるとともに今回の事態を重く受け止め、再発防止に向け、お客様の情報管理について再度徹底してまいります」とコメントしています。
クリニックでは当面の間、診察や健康診断の業務などを一部制限するということです。